5.Wi-Fiも決して速くはないが、不満を感じることはないでしょう
Zenfone Goのネットワークについて触れてみたいと思います。
冒頭の仕様書にあるように、国内のLTEに対応しています。キャリアでいうと、ドコモ系とソフトバンク系は100%動作します。
auに関して言うと、最新の情報によりますと、LTEのバンドは対応しているが、技適の関係で電波法違反になります。
SIMスロットが2つあります。国内のキャリアの製品ではまずありませんが、SIMフリー端末ではよくあります。
私の持っているZenfone2もデュアルSIMですが、決定的に違うのが、Zenfone Goは2つのスロットも、LTEに対応してることです。
ちなみに、Zenfone2はSIM1はLTE対応だが、SIM2は2Gまでの対応。2G、国内ではサービスがありません。先進国ではLTEが一般的になりつつありますが、途上国では3Gや2Gが主なサービスです。
つまり、Zenfone2を国内で使う場合は、実質1枚のSIMしか使えないということです。
Zenfone Goで、2つのSIMを挿したところです。
どういう使い方が想定できるかというと、海外旅行や海外出張です。普段国内で使っているSIMと、渡航先で使っているSIMをセットして、設定のほうで切り替えるわけです。
一度セットしてしまえば、蓋を開けてSIMを差し替えたりする必要はないので、非常に便利だと思います。
また、こんな使い方もできるでしょう。
現在、0SIMなるものがあります。データ通信に限ったことですが、1ヶ月のデータ使用量が500MBなら、月額料金が0円。このSIMを2枚刺しにして、500MBで切り替える。
また、通常のSIM++0SIMという使い方もできるでしょう。
ドコモのキャリアのSIMでのスピードテストの結果です。これについてですが、場所などのロケーション、時間によって結果はまちまちなので、あくまでも参考に留めておいてください。
次にWi-Fiについてです。
Zenfone Goは11nという規格に対応したWi-Fiです。
それに対してZenfone2は11acという規格に対応しています。
どう違うかというと、11nは理論値で150Mbps、11acは理論値で433Mbps。理論値ですが、これだけの差があります。
実際の結果がこちら。
まずZenfone2です。わが家は1Gbpsの光のサービスを使っていますが、さすが11ac。速いですね。
そしてZenfone Goの結果。11acのZenfone2と比べると、やはり見劣りしますね。
では実際にZenfone Goを使っていて、このスピード差を体感できるのか?
限定的ですが、体感できます。それは大容量のファイルのアップロードやダウンロードです。これだけのスピード差がありますから、同じファイルのダウンロードでも、終了時間に違いがあります。
また、インストールしたアプリの一括アップデートなどでも、終了時間に差が出てきます。
ただ実際はこれぐらいなんです。
ネットサーフィン、SNS、メールなどをする場合には、この速度差は全く感じられません。
結論として、決して速くはないWi-Fiですが、実用レベルでは何も問題はありません。ストレスを感じることもありません。
最後に、この価格帯の製品で、11ac対応のWi-Fiを搭載しているスマートフォンは、私の調べる限りではありませんでした。この事だけ、付け加えさせていただきます。
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